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気管支喘息治療中断中の患者様

[2022年03月01日]

新型コロナウィルス感染流行が続いています。

小児では重症化例も少なく、重症化例のほとんどが基礎疾患を有するお子さまです。

気管支喘息についても注意すべき基礎疾患となっております。普段から治療をしているコントロールされた喘息については重症化のリスクは低いと考えています。

ただ、治療が自己判断で中断されているお子さまやコントロール不良な患者様については注意が必要です。

新型コロナウィルス感染症は呼吸器症状が強く、コントロール出来ていない喘息患者様の場合には喘息発作が誘発される可能性が高く、肺炎を発症するリスクも高くなります。

喘息発作が出ても、以前のようにすぐに医療機関に受診して吸入治療を受けられる状況ではありません。(コロナウィルス感染患者様のネブライザー吸入を行うと周りの人が感染するリスクが高く、すぐには実施出来ません。まずはコロナウィルス感染の可能性が低いか検査を実施し、その結果で吸入対応となります。)

自己判断で治療中断されている方は症状が出る前に、一度医療機関受診して治療の必要性について相談しましょう。